鮎釣り遍歴&ウンチク
  管理人の鮎釣りの歴史&ウンチクについては、実は、以前のサイト「釣り名人ねもの部屋」で2006年に掲載しています。本当は、リニューアルして、若かりし頃と比較して、昔はこんなに事を言っていたのか?と笑いを誘おうと思っていたのですが、若い勢いでパワーがあったのか、内容はともかく力作なので、そのまま、載せてみようと思います。当時は、まだ、トーナメントに出てもほぼ初戦で敗退。いつかは決勝戦!的な未熟者でした(今も未熟ですが・・・)。ただ、2006年は、2007年に初めてメジャー大会で全国に行った前年の年。この時のウンチクをきっかけに何か変わったのかもしれません。
 さて、当時掲載していたのは、管理人の歴史から始まって、仕掛けや道具、釣り方などを恥ずかしながらもウンチクを語っていました。今、改めて読み直すと、意外にも今とほとんど考え方は一緒。仕掛けに至っては全く同じです。いかに進歩が無いのがわかってしまいました((笑))。ただ、最後にこんなことを書いていました。


 『今私が考えている鮎釣りの目標。この項は、おそらく中級者までは理解出来ないと思う。上級者や名人クラスにとっては当たり前の事かもしれないが、ここ1、2年で私が気が付き2006年の課題として、何となく方向が見えてきたものである。私が思う鮎釣りの極意は、見切りであると思う。確かに技術的なものは山ほどある。それはあくまでテクニックであり、一定の器用さは必要であるが、テクニックは練習である程度習得出来るものである。では、なぜ名人は名人であって、名人は試合に勝てるのであろうか?テクニックだけをみたら、得意不得意はあるかもしれないが、みなさんそんなに差は無いのでは無いでしょうか?ある程度の技術を持っていれば・・・』 
 
 と、まあ、恥ずかしい内容なのですが、この当時、大会に出て不思議に思っていたのは、自分が予想できないほど釣ってくる人が必ずいることでした。翌年にはオーナーカップを地区大会1位で抜けて全国には行ったのですが、その地区大会は、やや渋い状況で、じっと忍耐の釣りの中で、ポツポツ拾っただけで、釣果としては10尾そこそこだったと思います。
 どうやったら、アッと驚く釣果を叩き出すことができるのか?これが大きな課題だっと思います。そして、今・・・・どうでしょうか? もちろん、毎回なんて到底できませんが、最近、大会でも、時々、スイッチが入ることがあります。
 スイッチが入る時は、最初から考えていた戦略通りにスタートを切った時。これはへらの大会でも同じ。想定通りの試合運びの時は、集中力が倍増!後はミスをどこまで減らすかで勝敗が決まります。そして、2006年に書いていた見切り。大会はほぼ2時間。G杯の全国に至っては1時間半という短い時間。ここで、他の人よりも釣るには、いかに効率的に釣るか?これが最も重要だと思っています。こういうポイントをどのくらいのテンポで釣っていけば良いか?これ以上粘っても釣れないという判断であったり、逆にもう少し粘っても良いとか、その時の状況判断が極めて重要だと思っています。
 ただし、これは大会での話。普通の釣りではまた違います。その日の気分とか目標とか、好きな釣りだとか。自分は、どちらかというと好きな釣りに固執してしまうので、瀬のオモリだとか、チャラの泳がせだとかに拘ってしまいます。結果的に、思ったよりも釣れないことは多いのですが、そこは、気楽な普段の釣りの楽しさです。
 若いころは誰よりも早く
川に入って、許されるなら昼も抜いて暗くなるまで釣っていましたが、最近はさすがにそんなパワーは無くなってきました。短時間で楽しい釣りができることを課題として、とりあえず当面は精進していきたいと思います。

恥ずかしいけと、2006年のウンチク見てやってください。

釣り名人ねもの鮎釣りウンチク2006年