いわきへら研例会記(2014年)

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 12月14日 湯崎湖 納竿会
 今年も納竿会となりました。とは言っても、これで竿を納める人は居ないとは思いますが。
 久しぶりの湯崎湖。ここ数週間で冬の釣りに変わったらしい。この日もかなりの冷え込みで桟橋は霜でツルツル。4号桟橋を進んでいく。最初に立ち止ったところは、周り全員短竿チョウチンのようなので、やや先へ進んで底釣りの小野君の隣に入る。右隣はマルキュー藤田氏だ。このところ湯崎湖の大会では、チョウチンで圧倒しているらしいので、どんなものか拝見させていただく。こちらも同じく短竿のチョウチン。トップがかすかに見える程度にナジミを合わせて縦誘いを開始。しばらくすると、右隣のマルキュー藤田氏、さらにその先の拙雄さんがポツリポツリ釣りはじめる。どちらも見た目は同じ釣りだ。一方、こちらは中々釣れない。気が付けば10枚ほど先行されてしまった。ここで、マルキュー藤田氏から食わせにテンションがかかったら喰わないとのアドバイス。昨年は、食わせの重さを浮子のトップに乗せて釣れたので、そのように調整していたが、それではダメのようだ。浮子のトップが水没する程度にオモリを追加して、ナジミのスピードを上げて、食わせが後から落ちてくるようにすると、嘘のように釣れだした。とは言っても、マルキュー藤田氏とはペースがまるで違う。後から気が付いたのは、エサ打ちのペースが悪いことと、トップが沈没する直前で誘っていたのが原因の一つのようだ。後半、トップを完全に沈めたところで、ワンテンポ間を置くと、向こう合わせで釣れてくるようなった。できれば、もう少し浮子のストロークが欲しいところ。やはり、チョウチンスペシャルが必要のようだ。結局、マルキュー藤田氏が32kgと圧倒。同じ釣り?の拙雄さんは3位入賞。追いつけるかと思ったが、一歩及ばなかった。次回は道場杯でリベンジです!
この釣り、ワカサギにも応用できそう(ワカサギにゼロ釣法はあるが)。あるいは逆に・・・
  
 11月23日 鬼東沼
 今年最後の月例会。年間2位を死守したいところ。3位の松ちゃんとは点差はわずか74点。仮に一位が20枚だと1枚約50点くらいなので、今回勝った方が2位となる接戦だ。他にも年間5位入賞をかけた勝負など、それぞれの思惑の中の例会。
今回の釣り場は鬼東沼。私は昨年の例会にしか来たことが無い釣り場で、ポイントムラがあり、基本的には中央桟橋が良いらしい。某釣り具メーカーの大会が入り、ポイント確保が難しいと思われたが、期せずして中央桟橋の真ん中くらいに入ることが出来た。右にはK野さん。左には一席空かして松ちゃん。間には松ちゃんの弟子?K澤君が入る。まさにガチンコ勝負の構図だ。今回は短竿の浅棚で勝負することを決めていたので、9尺の1mで開始。暫くエサを打つと、消し込みで新べらが釣れてきた。その後も1枚追加して良い感じだったが、魚は寄ってもなかなか落とさない状況。周囲も同じで、浅ダナ組はポツリポツリ程度、短竿チョウチン組は撃沈!気になる松ちゃんとも低レベルの一進一退の攻防となる。時間の経過とともに短竿浅棚組は釣れなくなり、次々にチョウチンに変わっていく。そんな中、隣のK澤君が14尺の浅棚に切り替えると、当たりはあるらしく、時々スレてくる。暫く短竿で粘ったが、当たりもなくなってしまったので、単発でも魚が拾えそうな18尺の浅棚に変更。すると、一投目から消し込んでカラツン。暫くすると小さな当たりで1枚目が釣れ、その後もポツリポツリと2枚追加。ところが3枚目の良型がタモからジャンプ!これを最後に長竿も反応が無くなってしまった。一方の松ちゃんは短竿チョウチンでポツリポツリ拾って、1、2枚先行されてしまう。昼前、いよいよやばい感じなので、再び短竿浅棚に切り替え激打ち開始。とにかく魚を寄せることに専念すると、忘れたころに釣れてくるようになった。松ちゃんもポツリポツリと同じペース。2枚先行された1時過ぎに突然の4連荘!何が起きたのかわからないが、浮が立った瞬間に持っていくような当たりだ。これで一気に形勢逆転。最後は1枚追いつかれたものの、後半の激渋のおかげで逃げ切り成功!
こちらの低レベルの戦いの中、本命は中央桟橋の奥側。いわきの中では最も奥に入ったH子君が9尺チョウチンで23枚、12kgと月例会初優勝!おめでとう!
 
10月26日 水沼ダム
 今年の月例会も残り2戦。野釣りが終わって管理釣り場を残すのみ。年間成績も1位の藤田さんとは逆転不可能の大差。年間5位以内もほぼ安泰だが、3位の松ちゃんには追い上げられほとんど差がない状況。少なくとも2位は確保したいところだ。
今回の例会は苦手な筑波湖。浅ダナで勝負するか、短竿チョウチンで手堅くいくか迷ったが、何となく短竿チョウチンで開始。桟橋は2号の奥が空いていたので、永山さんや小野君、三次君と並ぶことに。小野君は長竿のチョウチン両団子。三次君は21尺の底。チョウチンは永山さんと私だけなので釣り座としては良い感じ。
しかし、9尺チョウチンで沈没するバラケで縦誘いを始めるが、一向に釣れない。周囲はポツリポツリ釣れているので、そのうち釣れるようになるだろうと思っていたが、偶然ダンゴを食ってきた一枚だけで、あっという間に10枚以上差がついてしまった。対面では藤田さんと高野さんがハイペースで枚数を重ねていく。見た目には同じように誘っているのだが全く釣れない。皆さん当たりが出ない。竿ツンで釣っているとのこと。こちらは当たりは出るのだが、竿ツンなんかほとんどない。魚の寄りも少ない感じだ。後で聞いたところ、誘いが全く逆であったようだ。食わせをフカして落下させていたとのこと。私は当たりを出すために、煽った後にテンションをかけて食わせの重さを浮子に乗せていた。やはり、ぶっつけ本番では駄目のようだ。来年まで忘れないようにしよう。
さて、気分転換にトイレに行くと真ちゃんが2枚とのこと。このままではBBどころか最下位になってしまう。仕方なく、最下位脱出だけを考えて10尺の浅ダナに切り替える。中々良い当たりは出ないが、ポツリポツリ拾えるようになった。少し浮子をなじませてエサ落ちした後の当たりをとるのが良いようだが、消し込み以外は乗ってこない。うわずりもきつく、昼前に10枚を超えたところでパンク。ここで、トイレ休憩で魚をチラシ、再度一からやり直し、小さな重いバラケで手返し良く打ち始めると、再びポツリポツリ釣れるようになったが、今度は風の流れがきつくなり、流れが止まった時しか釣れなくなってしまった。最後は忘れたころしか釣れなくなり、23枚13.9kgで終了。一位の藤田さんが40kg以上のぶっちぎりなので、年間3位の松ちゃんとは首の皮一枚といったところまで近づいた。来月勝った方が勝ちだ。

   
 8月17日 水沼ダム
 今年4回目の水沼ダム例会。マスターズブロック大会や鮎釣りキャンプとハードスケジュールが祟ったのか、例会1週間前から腰痛が酷く、3日前まで歩くのもままならない状況。翌週の鮎釣りに備えて、本当い例会を休もうか迷ったが、3位の松ちゃんに追い上げられているので、取敢えず参加点だけでも思い水沼ダムに向かう。もちろん、腰に優しい蛇カゴに入るつもりだ。だった・・
駐車場に着くと、マルキュー藤田氏からどうすんの?との声、ここで、変に強気に出て、マムシに行く!と言ってしまった。その後から、マムシは釣れないとの情報。まあ、これまでも結局マムシが強かったので何とかなるだろうと思い、マムシに降りる。先月までの状況から、今回は看板下で朝から伝家の宝刀。腰が伸ばせる楽な釣りを選んだ。すると、開始早々1枚目が釣れてきて、やる気になってしまった。しかし、釣れたのは最初だけで、宙で我慢できなくなったT野さんがドボンを始めるとピタっと当たりが無くなってしまった。最後は、移動した松ちゃんの後に入ってみたが、ノー当たりで終了。マムシは突端のみ釣れたが、それ以外は全滅状態。対して蛇カゴは皆さん釣れたようで、結果論だが、行っていれば良かった・・・
 
7月20日 水沼ダム
 日曜はいわきへら研の月例会。年間1位にも程遠いし、3位の小野君とも差が開いているので出なくても良いくらいなのだが、前日のオーナーカップ(山形)から日帰りで参加することにした。

5時間ほど自宅で寝た後、水沼ダムに向かうと、参加者が少ない。しかも、小野君まで欠席とのことだ。これなら出なくても良かったか?

マムシに向かうと、マムシの突端の突端は三次君と真ちゃんが入るとのことなので、第二突端に入ることにする。前日の鮎釣りで疲れているので、朝からドボンで楽をしようと考えていたが、いくら餌を打っても反応がない。前回優勝ポイントの看板下では、松ちゃん・道ちゃんコンビがゴミと格闘しながらもポツリポツリ宙で拾っている。しばらくすると、こちらもヘラが浮子の周りでモジリが出始めたが、浮子には反応が出ない。どうも変なので、仕方なく16尺の宙に切り替える。すると、いきなりのサワリ〜カラツンの連発。しかし、釣れないのは一緒だ。しばし、カラツンと格闘していると、看板下はどうもウドンのセットらしい。バックの中から力玉を取り出して試すと、小さなチクッという当たりでヘラが乗り始める。ようやくポツリポツリ釣れだす。9時までに13枚。何とか格好はついたが、日が差してくると、再びへらの反応が無くなってしまった。ここで再びドボンを開始すると、一投目から反応があり、ほどなく釣れ始める。ポツリポツリ釣れだし、途中ゴミの襲来によって釣りが出来ない時間もあったが、何とか二フラシになり、計量の結果19.6kg、3位で終了。前半の状況からすると何とか格好付いた感じだ。年間1位の藤田さんとはほぼ同重量なので変化ないが、このところ好調な松ちゃんがジワリジワリ近づいているのが気になるところ。
 
6月22日 水沼ダム
 年間優勝も難しいし、3位とも差があって、気持ち的に今一盛り上がらない例会。前日は職場のソフトボール大会があって試釣もできず、ブッツケ本番とやる気なしの状態だ。
 水位からすると、ジャカゴかマムシかという二者択一。でも大釣り期待ならマムシしかないので、真ちゃんとマルキュー藤田氏の道具を車に積んでマムシに向かう。先に2台が向かったので、駐車スペースは右側の路肩。草むらにD5を入れると、ガリガリーという嫌な音!降りてみると、草の中に巨大な石があるではないか?!今までなかったので、山から落ちてきたようだ。この時点では傷が見つからず、入釣のことしか考えていなかったので、そのまま釣りに行ってしまったが、帰りに運転席の下側を見て唖然!運転席から後部席までドアの下部に擦り傷が・・・
さて、今回マムシに向かったのは9名。入釣順から、私は5番目で突端は厳しい感じなので、看板下で様子を見ていたが、看板下は大釣りは期待できないので、欲を出して第二突端に向かう
結局、突端には後から入ったマルキュー藤田氏を含め5名の満員状態。第二突端は吉田さんと私の2名。看板下は松ちゃんと新人の黒沢さんの2名だけ。
朝一こそモジリが見られたが、いくらエサを打っても反応が無い。看板下の松ちゃんが何枚か拾い、突端も1、2枚といったところだが、第二突端はウグイも居ない状態。ついに我慢できずに看板下に移動を決意。荷物をまとめていると、突然吉田さんが底釣りで竿を絞る。魚が居ることが分かれば、移動するわけにはいかない。すかさず、伝家の宝刀21尺を○ボンを繰り出す。
すると、ほどなく消し込みで一枚目が掛かる。しかし、これはバレてしまった。気を取り直して再開するも、掛けてはバラしの連発。一枚もフラシに入らない。食わせをグルテンに変えてようやく1枚目を釣り、2枚、3枚、4枚とようやくペースになり、先行していた吉田さんを逆転。このまま、一気にペースに乗るかと思ったが、良かったのはここまで、再び掛けてはバラしの連発で、終了まで7枚。一方の吉田さんは、バランスの底でポツポツ釣って、12枚まで枚数をのばした。
結局釣れたのは看板下の松ちゃん。2位は突端のマルキュー藤田氏。3位は看板下に入った黒沢さんだった。やはり、看板下に移動しておけばよかった。
 これで、さらにどうでもよい成績となってしまったので、来月は欠場かもしれないな〜
 
 5月25日 水沼ダム
 今月からは野釣りでの例会。一発逆転をもくろんでいたが、前日の試釣の感じでは、全体的に渋い状況で、狙っていた県道下は全く期待出来ない。一発狙いなら、マムシや馬車道もあるが、魚が居なかった時のことを考えると怖いので、無難に高圧〜ジャカゴを狙うことにした。前日も浮子はそこそこ動いており、我慢すれば大きく崩れることは無いだろうと思えたが・・・
例会当日、入釣順は13番。高圧に入れるかどうかは微妙な順位だが、駄目ならジャカゴに行けば良いと思いつつ高圧に車を止めると、メンバーは志賀さん、真ちゃん、小野君、ゲストの○さんだけ。志賀さんは上流側に陣取り、真ちゃんは「根本君の後について行くから」と言いながら、現場に着くと「俺の方が先だ!」と斜面を駆け下り、前日釣れなかった最上流に陣取った。思わず吹き出しそうになったが、そこは我慢して、本命の下流側に向かうと、前日、伊藤さんが入れパクだったポイントには、ドンぴしゃで小野君が陣取っていたので、その下流隣に入ることにした。期せずしてベストポイントを確保。内心、してやったりと思ったが、前日と比べてモジリが無い。一方、対岸の馬車道には藤田さんが一人入った。モジリが対岸よりに多いので嫌な予感。
この人数なら短竿で十分と思い、13尺1本の宙で餌打ち開始。隣の小野君も14尺の宙だ。開始早々、最上流の真ちゃんが1枚を釣り驚かされたが、その後は続かないようだ。
こちらはいくら餌を打ってもサワリが出ない。一方、対岸の藤田さんは、最初こそウグイの猛攻を受けているようだったが、そのうちにへらに変わり、入れパクに突入。あっという間に10枚を超え勝負が決まった感じ。よほど移動しようかと思っていたが、悪いことに1枚釣れてしまった。ようやく釣れ始めるのかと期待したが、たま〜に魚が回ってきたときに釣れるだけで一向に好転しない。そのうちに平子君が、男らしく釣ったへらを放流して藤田さんの脇に移動。さらに高野さんも移動してきた。すると、今度は3人で入れパク劇場開幕。こうなると、移動する気にもなれない。16尺の宙に切り替えてみるが、若干サワリは多くなったが釣れないのは同じ。どうもへらではないサワリだ。
小野君も我慢しきれずバランスの底に切り替える。すると、魚は居るようで、程なく1枚を追加。底に魚が居るのであれば、もうアレしかない?!ついに伝家の宝刀を出す。
21尺でタナはちょうど3本。ベストの水深だ。30分やって駄目ならと餌打ちすると、諦めかけた頃1枚目が釣れてしまった。その後も何度か宙に戻したくなったが、そのたびにポツリポツリ釣れてしまうので、最後まで我慢してしまった。後半、隣のゲストさんと小野君が宙で何枚か拾ったことから、雰囲気的には後半は長竿の宙が良かった感じであった。
結局終わってみれば10.5kgと左岸側では一番釣れたが、こっそり?マムシに入った吉田さんと松ちゃんが2、3位(もう一人マムシにいたような気もするが・・・)。そして、馬車道に入った藤田さんはぶっちぎりの30kg。もっと早く高野さんと平子君が行っていればと悔やまれるが仕方ない。これで、来月からは心置きなく鮎釣りに専念!!
  
 4月20日 矢吹西沼
 今回もあまり得意ではない矢吹西沼。今回どうこなせるかで、年間成績争いに残れるかどうかだ。
 入釣順は最後に近いが、何とか中央桟橋の手前より山向きを確保。左には永山さん、その先には小野君、マルキュー藤田氏と先月と同じ顔触れだ。右隣には拙雄さんで、全員同じ短竿浅棚。 西沼は朝一のスタートダッシュが大事。これまで何度もマルキュー藤田氏のダッシュに圧倒され、一日を台無しにしてきたので、今回は朝一から集中!案の定、2投目から消し込み。打って打って合わせての連続。バラケを付けるのももどかしいくらいの早打ちだ。予想通りマルキュー藤田氏もロケットスタート。何とかそのペースに食い下がり、最初の30分で10枚になったが、ハリス切れやバラしでペースが乱れ、ついつい当たりを待つ釣りになると、ジワリジワリと引き離されてしまった。時間とともに周囲も落ち着き、皆さんポツリポツリのペースに。時間とともに賑やかになったのは、桟橋奥の方。特に遅れて事務所向きに入った平子君がペースアップ。その他、会長が10連荘とか、二フラシ多数とか?しまいには真ちゃんまでがこっそり二つ目のフラシを取りに来る始末。こちらは、隣の永山さんと低レベル?の争いとなり、いつしかマルキュー藤田氏も静かになってしまった。
今回の傾向としては、とにかくリズムよくバラケを打って、魚を寄せないと当たりがもらえない。バラケは棚まで何とか持つ程度のボソ。(配合 粒戦1:セットガン1:セット専用2:マッハ2:水2)
この配合だと何とか棚まで持つのが浮子下30センチ程度なので、そこが一番ペースが良かったが、マルキュー藤田氏はそれよりも深い棚で釣っていたので、時折、まねをして棚を深くして失敗の繰り返し。終わってみれば、カッツケでハイペースに釣りきった方が良かったかも。
で、結局50枚14.2kgで終了。優勝は、何とゲスト参加の結城さん。20kgオーバーはお見事です。2位にはマルキュー藤田氏が17kgで入った。前半の引き離され方からすると、ダブルスコアも覚悟したが、何とか想定内の結果だ。次回からは野釣りなので、一発逆転を期待しよう!
  
 3月23日 幸手園
 1、2月と何とか無難なスタートを切り、マルキュー藤田氏の年間優勝10連覇を阻むのは私しかいない!と言いたいところだが、3月の幸手園は今一つ良くない。釣り方は短竿1mの浅棚が定番なので、後はポイント頼りである。
 昨年優勝の小野君とともにアカシヤ桟橋の奥へと進む。やはり、マルキュー藤田氏も同じエリアだ。小野君よりもやや奥に陣取ると、小野君との間に永山さん。奥側には三次君が入った。マルキュー藤田氏はさらに奥に。準備を始めるが、どうも奥はモジリが少ない。モジリは中央よりやモミジ桟橋とアカシヤ桟橋の間が多い感じ。それを見た欲張りマルキュー藤田氏が早々に事務所向きに引っ越す。2年前の悪夢か?それとも今回は正解となるか?
 周囲は9〜10尺の1mが並ぶ。今回のバラケは今まで使ったことがない配合。粒戦100、トロスイミー100、セットガン100、水200にマッハ200、セット専用200.マルキュー藤田氏と同じエサでは勝てないので、思い切って変更してみたのだ。
 エサ打ちを開始する。いい感じのバラケで、すぐにサワリが出始めるが、なかなか落とさない。周囲も同じ感じで、ポツリポツリと一進一退の状況。7、8枚になったところで、後ろ向きのマルキュー藤田氏と熊谷さんがたまらず移動。熊谷さんは現在のところトップの三次君と私の間。マルキュー藤田氏は小野君と永山さんの間だ。これで小野君は失速間違いなし?
 ここで、我慢していたトイレピットイン。すると、それまで良い感じで反応していた浮子が微動だにしない?!気が付けば隣の熊谷さんが、11尺の底から浅棚に切り替えている。それが影響しているのかは分からないが、一向に魚が寄ってこない。一方のマルキュー藤田氏は、盛んに竿をたたき始めた。嫌な感じ〜である。あっという間にフラシ交換である。小野君も意気消沈かと思ったが、結構な粘りを見せている。たまらないのは永山さんだ。我慢しきれずにトロ掛け、チョウチンと私も試したいことを次々とやってくれたが、今一つの状況だ。(大変参考になりました)
 マルキュー藤田氏と小野君が交互に絞る様子にすっかりやられた感じだが、今年の私はちょっと違う?バラケをチョウチンのゼロナジミのバラケに変更。全くのゼロナジミでは怖いので、ナジんですぐに浮子が上がってくる程度にエサ付けし、回転よくエサを打っていくと、ポツリポツリは釣れるようになった。何とか二つ目のフラシも格好付く程度に魚を入れることができた。しかし、最後までマルキュー藤田氏と小野君は絞りっぱなし。スレが多いようだが、大分引き離されたように思えた。結局私は28枚で終了。検量すると16kgとまずまずの結果。あとは二人にダブルスコアにされるのを免れたいところ。まずはマルキュー藤田氏の検量を行う。目の前にはフラシ3つ。やっぱりやられたか?3つ目を軽量し、検量カードに記入していると、それ小野君のだよ!とのこと、では小野君がフラシ3つで優勝か?と思い、検量の三次君に3つ目何キロ?と聞くと二つしかないとのこと!!? 自分の検量カードを見ると二人よりも多い。計算間違い?と何度も確かめるが、どうも私の方が上のようだ。一体どういうこと?
 彼らはほとんどがスレだったようで、1枚ずつではあるが、確実に喰っていた私の方が釣れていたようだ。さらに後半は10枚で8kgと型も良かったのが幸いしたようだ。途中は、スレるほど魚が多い彼らの場所を羨ましく思っていたが、終わってみれば、回ってきたときに確実に喰ってくる私の方が良かったということみたい。何が幸いするかわからないが、結果オーライである。
 これで、本当にマルキュー藤田氏10連覇を阻止できるのは私だけになってしまった。ここは久しぶりに本気でやるか?
 
 2月16日 白水湖
 南岸低気圧の通過で天候が心配されたが、太平洋岸は雨に変わったので、先週末の雪も消えて、無事釣り場に到着。しかし、関東方面はまだ混乱していたようで、白水湖はいわきへら研の貸切状態だ。桟橋は好きなところに入れる状態。通過した低気圧の発達によって、北西の風が強まることが予測され、事務所前の風裏に陣取る会員もあったが、そんな冒険は出来ないので、無難に南中央桟橋の突端よりに入ることにした。左となりは短竿チョウチンのN山さん。やや間をおいて右側にマルキュー藤田氏。状況をみるには良い配置となった。
 白水湖の例会は、数年に一度は深宙が良いが、何時もは両うどんのマルキュー藤田氏が、朝一ロケットスタートを切る。昨年も深宙から入った私は撃沈。ということで、今年は10尺の仕掛けを長めにセットし、両うどんから入ることにした。
 ところが、ロケットスタートを切ったのは、マルキュー藤田氏。開始1時間でフラシ交換のブッチギリだ。一方の私はまるで反応なし。釣り方が悪いのかと思っていたが、途中、魚が回ってくるとバタバタと5枚ほど釣れた。これが、良くなかった。再び回ってくることを期待して想定以上に両うどんを続けてしまった。そのうち、隣のN山さんの深宙がさく裂。あっという間に引き離され、右となりに引っ越してきたH子君もオデコ免れどころか、快調に絞り出した。こうなると、我慢の限界となり、9尺深宙に変更することに。しかし、両隣の好調をよそに全く反応がない。ここで、9尺では深すぎるのでは?と判断し、道糸を詰めて、ハリスも60pから50pに変更。するとようやくポツリポツリ釣れ始めた。それでもペース的には今一つ。H子君に追い上げられ、いよいよ抜かれそうになり、一か八かでバラケを打つペースを上げて、隣の魚横取り作戦!これがバッチリはまって、一気に形勢逆転。一時はほぼ10連荘の入れ朴状態。H子君を引き離すだけでなく、相当離されたN山さんにも追いつきそうな勢いとなった。このまま行けば追いつけると意識すると、いつしか当たりを追いかけ、待つ釣りになってしまった。これに気が付いたのは終了10分前。数投寄せ餌を打って、魚を寄せると、10連荘の時のような浮子の動きになって、終了間際に2枚追加。途中で気が付けばと悔やまれるが、前半の状況を考えると上出来の結果となった。チョウチンの誘い釣り。結構いい感じで分かってきたが、冬場の釣りは今月で終了。来年はまでには忘れてしまいそう・・・
 とりあえず苦手な白水湖を無難にクリア。マルキュー藤田氏の10連覇阻止のためには、3月、4月の管理釣り場を何とかしなくてはいけないが、こっそり試釣にでもいくしかないか?
  
1月19日 湯崎湖
 今年初めての月例会。冷え込みによる食い渋りで例年厳しい大会となるのだが、今年も例会前の週は全国的な冷え込み。当日は結構な混雑もあって、予想以上に厳しい例会となってしまった。
 いわきへら研は2番目の入釣とあって、4号桟橋もそれなりに空いていた。いつもならやや中央よりに入るのだが、深場の方か良いと判断し、入り口近い位置を確保。左は長竿の小野君なので釣り方はかぶらない。今回もブッツケ本番ではあるが、釣り方は短竿チョウチンのゼロナジミ縦誘いなので迷いは無い。まずは、弱気に10尺から開始。隣の小野君は早々に1枚目を釣り、サワリも結構ある感じ。このまま走りそうで怖いが、足踏み状態が続く。周囲は見渡す限り釣れておらず、予想以上の食い渋りである。そして、1時間を経過したころ、ようやく1枚目が釣れてきた。これでオデコは免れたので一安心だ。その後は一向に好転しないが、時たま当たりは出るようになり、ポツリ、ポツリと10時までに4枚。低レベルながらトップグループに並んだ。
しかし、このころから風による流れがきつくなり当たりが遠のく。ここで思い切って9尺に変更。9尺だと何とか流れに対応でき、再びポツリポツリ釣れだし、昼までに8枚とマルキュー藤田氏、近藤君と三つ巴の勝負になった。しかし、さらに流れが強まり、9尺でも対応が困難になってしまった。流れを予想してバラケを打つ位置を変えたり、バラケを打った位置に浮子を戻すように誘い方を変えたりしたが、決定打を見いだせず時間だけが経過していく。結局流れが弱くなったタイミングで3枚を追加して11枚で終了。マルキュー藤田氏と近藤君は12枚。あまり差の無い3位か?と思ったが、検量してビックリ。マルキュー藤田氏とは1kgもの差。さらに底釣りの木田さんにも負けてしまった。ガリへらが多いなとは思っていたがここまで差があったとは思いもよらなかった。
まあ、無難なスタートは切れたので良しとしましょう!